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体操競技好きです。米田功選手のファンです。


by hontashibuki
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NHK杯 まとめ②

ちまちま、その②です。もう1週間も経ってしまってますねぇ。
時間の経つのは早いものです……。
しぶきの独断と偏見に満ちた備忘録でございます。。。。
お時間があればどうぞー。。。。



北京まであと400日あまり。
実際の競技に携わる者たちにとっては「時間があるようでない」そんな感じです。
女子にとっては北京オリンピック・団体出場権をかけた世界選手権。
男子にとっては団体の覇権を争う、北京への試金石となる世界選手権。

=====◆=====


昨年の世界選手権、個人総合で入賞を果たした2選手の何ともいえない2日間。
(なんとも失礼な言い草で申し訳ないです)

┃中瀬卓也選手
╋━━━━━━━

彼の唯一の弱点といわれるのがあん馬ということなのですが、この大会、あん馬の点数が極端に低かったのです。
痛めているという手首の影響が諸に出たのか、という感じでしょうか。
得意といわれるつり輪でも1日目は15点台に乗らず。
「中瀬くん、つり輪得意なんちゃうん?」結構安定感のある演技に見えたのですが、そこはド素人のワタシの目と厳しい審判の目の違いでしょうか。
 ★
中瀬、山岸が首位…体操NHK杯第1日(スポーツ報知 07/06/09)
(写真=中瀬選手・つり輪の演技(1日目))
 ★
10日の一部の新聞に「麻疹(はしか)の予防接種後に1週間ほど発熱があった」という記述があったのです。(関西の紙面にはございませんでした、念のため)
その真偽の程は定かではありませんが、本当ならば練習に影響が出たのは想像に難くありません。(情報の入手がどのように為されたのかは少しだけ気になりますが)
流行りごとへの対処はして然るべきだと思います。
今となっては「ドイツへ行く前でなくてよかった」ということで。
 :
オリンピック出場に人一倍のこだわりを持つ、インハイ(高校総体)の個人総合連覇を果たした数少ない選手の一人である中瀬選手。
「インハイを連覇した中でオリンピックに行ってないのは自分だけ」――という独白が時折、新聞紙面に見えます。
この言葉が実際に重みを持つのは、来年になってからだと思います。
そんな自身の物語や思いが実際語られるのは、北京に行く切符を手に入れてから――。


┃冨田洋之選手
╋━━━━━━━

半年ぶりの実戦。左ふくらはぎに念入りに施されているテーピング。
視線は当然彼に集中します。
どれだけ試合勘が戻っているか、どれだけ美しく完璧な演技を見せてくれるか。などなど。
 :
ゆかに安定感が増していてるな、という感じがしました。
そしてなんと言っても圧巻はつり輪ですね。
十字倒立を二つも構成に盛り込むアグレッシブさ。こんな構成を国内で組めるのは彼しかいないでしょう。
鹿島くんのあん馬同様、冨田くんのつり輪も別次元です。
 ★
エース冨田 つり輪で最高得点(デイリースポーツ 07/06/10紙面)
(写真=冨田選手・つり輪の演技)
中瀬が男子首位 女子は山岸 体操NHK杯(asahi.com 07/06/09)
(写真=中瀬選手・平行棒の演技、冨田選手・ゆかの演技、山岸選手・平均台、段違い平行棒の演技)
 ★
何故か2日間とも自身が得意とする平行棒と鉄棒で「らしくない」ミスが出て。
2日間で同じ種目でミスをするのは許せないでしょう。
自身の美学に反することに他ならないことのはずだから。
一日目に「物足りない」、二日目に「30%の出来」という完璧主義者らしいコメントを残すも、2日間通して90点を越えたのは彼だけ。
2種目のミスがなければ91点後半から92点前半は確実であったのかと思うと……(飽くまで数字の上での話ですが……ね)。

公正明大なレポートと、嘘をつかない数字(リザルト=pdf)もどうぞ。
ワタシの目がいかにド素人かが判ります(言ってて悲しいのう……)。
by hontashibuki | 2007-06-18 05:35 | 体操のこと