人気ブログランキング | 話題のタグを見る

体操競技好きです。米田功選手のファンです。


by hontashibuki
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

全日本選手権・観戦こぼれ話~lucky happy days 7

久方ぶりでございます。

東アジア大会が始まりましたね。選手達の奮闘、期待してやみません。

ポディウムトレーニングのレポが体操協会のHPにアップされてます。

なんでも28日は桑原俊選手のお誕生日で、あちらでささやかながらパーティが開かれたよう。

いい成績を残して、バースディに花を添えて欲しいですねー。

…と、前置きはこれぐらいにして、長々とお付き合いいただきました、この『全日本こぼれ話』シリーズ、やっと完結できそうです。(ホンマか?)

興味のある方はご覧下さいませー。




day3-3 奇跡の1日③
種目別、全ての演技が終了。
後半の種目の表彰式が行なわれます。やはり、正面で見たいやないですかー。行きましたよ、二人して。
また、この日も試合を終えた選手たちを労い、称える応援団の間を掻きわけながら、正面に到着。
後方ですが席が開いていたのでそちらに着席。と、通路をはさんだ隣りを見ますと日体大の畠田コーチが!なんとまあ、この日は色んな方を見かける日。これもまたいい記念でございます。
 :
ほどなく表彰式が始まりました。当然、冨田選手ファンの方は、その模様を逐一フィルムに収めていってます。観客達も前まで行って撮るような凄まじい光景。ワタシも遠目ながら撮ってみましたが…正直目も当てられない写りでした(泣)。
そこで気付いたことなのですが、冨田選手が種目ごとに表彰を受けて席に座る度に、其の首に掛けられたメダルをはずして賞状と一緒にスタッフに預けてるんですね。つり輪で、平行棒で、鉄棒で。賞状を預けるのはなんとなくわかるにしても…やはり差し支えあるんですかね?
 :
表彰式が終わり、日程の全てが滞りなく終了(の筈です)。
会場の通路を歩きながら、アリーナにもう一度視線を落とすと、来年の国体のマスコットと記念写真を撮っている学生選手たち。(多分)おお、やってる、やってるとその微笑ましい光景を会場の最後の光景として記憶に留めながら、その場を後にしました。
そして、先日と同様のハプニング&サプライズが、会場外で。
 :
二人で、よかったねーと言いながら裏口へ。やはり、すごい人たち。先日同様の“出待ち”のファン達です。
まあ、最後に一目、見られたらいいかな…そんな淡い期待だけでその場にいたワタシです。
きっと、こんなに選手を間近に見られるチャンスはないだろう、そう思いました。
 :
冨田選手が出てきたときは、やはり凄かったです。先日と比べ物にならないくらいのファンに取り囲まれながらも、足早に歩を進めます。いつものよう(?)にマネージャーさんにガードされながら。…少し殺気立ってましたね。
でも、冨田ファンはそんなことではくじけません。我先にと彼にプレゼントを渡す、ファンレターを渡す、写真を撮る、声をかける、握手をしてもらう。ファンまでもがすごいことになってます。
それはタクシーに乗る寸前まで続きました。
でもワタシはあまりにも畏れ多くて、彼には近づけません。ワタシにはオーラきつすぎて。
 :
そして、徳洲会の選手たちが出てきました。
「きゃーっ」とか「ぎゃーっ」といった嬌声が選手達をお出迎え。無論、当然皆さん、お目当ての選手に向かってダッシュです。
すげえなー、と思いつつ、やはりワタシも其の輪に加わってました。(他人様のこと言えんわ…)でも、サインしてくださいーとか、写真いいですかーとか言えないんですよ。周囲のファンの方の百分の一でも勇気があれば…いいなあ、とか思いますねー。
少し引いたところで、ケータイのカメラで米田選手を撮ってみました。案の定、ぶれてました。ああ、なんと情けない。
そんな時、冨田選手ファンの方が、「米田選手と一緒に撮ってもらったら? 折角なんだから」と言ってくれました。「一緒に撮ってあげるから」と。
えぇ!?いいの!?そんなことしていいの?―有体に言えば、恥ずかしいんですよ…。
ワタシにとって、未だに彼ら選手たちはテレビカメラの向こうの人なんです。手の届かない人たちなんです。特に彼の人は…一緒にカメラに収まることすら想像できない存在です…。
…やはり、米田選手は大の人気者。そんな簡単に彼の隣りにいけるわけなどなく。(今、こうして書いているだけで泣きそうやわ…)
でも、今ぐらいしかない、のだろう。そう、こんなにファンと選手の距離が近い大会なんて、この先ないのかもしれない。そう思って、彼の隣りに立つことが出来ました。どないしよー。心臓が爆発しそうでした。そして、冨田選手ファンの彼女がシャッターを切ってくれました。―記念が出来た“決定的瞬間”です。
 :
「ありがとうございます」そうお礼の言葉をいうのが精一杯です。ファンに取り囲まれながらタクシーに向かう彼をただ、立ち尽くして視線を送ることしか出来ません。
そんな時、彼女からメールが入ったのです。メールを開いてビックリ。ケータイのカメラで撮った米田選手のドアップの写真です。メッチャ綺麗な正面の写真です。
彼女がいなくなったことにも気付かずに、どうしたんだろうと思ったら…。うそー、信じられへん…。本当に、彼女には感謝せずにはいられません。――本当に奇跡です。何かのお計らいとしかいえません。
 :
「もう思い残すことはないよね?」そう二人で確認して、尼崎の駅に向かいました。
ええ、もうありません!沢山の思い出を頂いたもの!
日も暮れ、道すがらに見るお月様は少し虹がかかっていて綺麗でした。
冨田選手ファンの彼女と駅近くの喫茶店で、まったりとしつつも盛り上がりました。
 :
「また、メールしますね」そういってワタシたちの奇跡の二日間は、とりあえず終わりました。
その方とは時々メール交換したりしてます。
ワタシって、本当に巡り合う人に恵まれてます。幸せモノです。
 :
ひとまず、サプライズ・ミラクルだらけのこのシリーズ(?)は完結です。
長々とお付き合いありがとうございますー。
次は、おかやま国体です。はてさて、どうなることやら。
 :
★おまけ★
セントラルスポーツHPに全日本の結果報告、徳洲会体操クラブHPに選手達からの「応援ありがとうメッセージ」がアップされております。あの激闘の3日間をかみ締めてみてください。
 :
★最後に★
選手の皆様、選手のファンの皆様、関係者の皆様、3日間本当にお疲れ様でした!
by hontashibuki | 2005-10-31 01:00 | 体操のこと